Column お知らせ

もちゃまごと 2016年6月1日

もちゃまごとvol.2「大人の集団登校」終わりました。

         

 

※アルバムはこちら→★★★

「晴れて〜」と願ってはいたものの、案の定雨降りサンデーでした。

歩くかどうか悩んだけど「雨でも授業はなくならないんだ!」ってことで傘をさしての通学に挑む。大人はすぐにサボろうとするからいけませんね。どしゃ降りになったらテンション最悪なので、当時の集合場所だった紅そば亭まで車で行って出発することに。

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「小学校まで歩いてくるから〜」と紅そば亭の店長とおばちゃん達に声をかけたところ、ノリノリで見送ってくれました。そして集合写真まで撮ってくれた。(笑)

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というわけで登校スタート。小学生だったら班長と副班長の高学年に私語を注意されたり、列の乱れに喝を入れられたりしますが、大人だから余裕で道路の真ん中歩いちゃいます。後ろ向きでも歩くよ。お菓子だって遠足じゃなくても平気で食べちゃう。

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野イチゴも競い合うようにして収穫する相手がいないから食べ放題。「通学路あるある」をみんなで話していたら、意外とぼっち登校が多かったり、集団登校は土曜日だけだったり、地域によってさまざまだと判明しました。「うわ、小学生っぽいな〜」ってぞくぞくしたのは、自分の運動靴を水槽代わりにして捕まえたカブトエビを持って帰ったエピソード。家に帰る頃には靴の中の水が全部なくなってカブトエビが干からびてしまっていたという。小学生らしいなんとも残酷な話です。

とはいえ、私も下校途中に野ネズミの子どもを見つけて必死になって捕まえた思い出がありました。みんな喜ぶぞと思って誇らしげな気分で家に帰って子ネズミを見せたら母親発狂。そのはずみで子ネズミが私の手のひらから飛び出して家の中に逃げ込んでしまい、それ見て母親がさらに激怒。良かれと思ったことが全て裏目に出てしまうって「小学生あるある」ですね。

さて、どんどん歩いていきます。気づけばみんな手持ち無沙汰になって草をちぎって手遊び。

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食べられる葉っぱを探す。イタドリ(しゃりんこ)は皮を剥いて食べると酸っぱい。山の子と団地の子、街の子で野草に対する態度って全く違う。今回初めて食べる参加者がほとんどで驚いた・・・。

それから白鳥の話、埋蔵金、つつじの蜜、ウグイスの鳴き声レパートリー、あだ名、口裂け女、紙芝居、黄金バッド、水あめ、山の神さま、いろんな話をしながら小学校へ到着。

 

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柱がアーティスティックな体育館がお出迎え。雨の日の廃校っていうのが意外と雰囲気があって学校探検が盛り上がる。

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なんとも言えない世紀末感が漂う。「学校の怪談って流行ったよね。」とか「この地面のぶよぶよ何?」とか多分そんな話してる。

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お昼はドイツ人のベルさんも誘って「揚げ家やまっこ」でお昼ごはん!登校途中に食べたイタドリが美味しい炒め物になって登場しています。お母さんたちの家庭的なおもてなしで今回もやまっこファンが増えました。

帰りは下り坂で、気がつけばあっという間に紅そば亭へ到着。やっぱり大人の歩幅は大きいです。山の中だったこともあって少し肌寒く感じる気温だったけど、往復歩いたら太ももがジンジンするくらいホカホカした。

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最後は紅そば亭のお母さんたちに「おかえり〜」と迎えられながら、美味しいそばがきで一服。「今さら自己紹介」で雑談をして、もちゃまごと終了しました〜。最後にそれぞれが興味のあることを話したおかげで新しいつながりがうまれていたようでした。おお、いいですね。

 

大人の集団登校、結構オモロいです。大人ならではの楽しみ方あります。みなさんもぜひ、母校までの道のりを歩いてみてください〜!

 

おまけ:今回のハイライト。

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「ねこ!水槽の中で丸まったねこ!」「どこ!?」「かわいい!はよ写真!」「あ、逃げる逃げる〜!」

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「「「ねこ〜」」」